株式投資だけでなく、ものごとに「絶対」はありません。
プロの投資家でさえ、誰でも失敗はありますし、みながそれを経験しています。
けれども誰でも失敗は怖いものですよね。特にはじめての人や、投資初心者は損失や失敗に敏感です。僕だって失敗は怖いですからね。
そこで本記事では、初心者が失敗してしまう3つの理由をご紹介します。
逆に言えば、これらの失敗に気をつけることで、株の失敗する可能性を減らすことができます。失敗から学んで、ぜひ自分の投資に活かしてくださいね。
目次
初心者にありがちな株で失敗する3つの理由!
感情的になり熱くなる
株式投資で失敗ばかりしてしまう人には、ある共通点があります。
それが、感情的になり、冷静な分析や判断ができなくなってしまう人です。
欲が深すぎたり、勢いや感情が熱くなってしまうと、損失をどんどん増やしてしまうことがあります。私も始めた頃はついつい欲を出しすぎてしまったり、下がったショックで焦ってしまい、後日上がった株を売ってしまったことがありました。
株式投資の株価は常に流動的に動いていて、一度下がってもまた上がることは普通にあります。
もちろん、下がったときは落ち込むかもしれませんが、また上がるまで持ち続ければマイナスをプラスに戻すことも十分可能です。
焦って判断を急がずに、冷静に景気や市場を見れるようにしましょう。
「まだ上がる!」と欲を出しすぎる
先ほども少し話したように、投資というのはついつい「欲」を出し過ぎてしまいがち。
多くの人が、漠然と「お金を増やしたい」と思っているだけで、冷静な判断を鈍らせてしまいます。
ある投資歴1〜2年の人の失敗談では、
ずっと目をつけていた会社の株を3000円平均で200株買い、アベノミクス相場も相まって、利益が利益を呼んだために投資に積極的になっていました。
漠然と5000円程度まで上がったら売却を考えていましたが、想像以上に上昇スピードが速く、数ヶ月で5000円代を突破したんです。
本来ここで売る予定でしたが、さらに上がると欲が出てしまい、実際6000円代まで上がりましたが、それでもまだ売らずに「まだいける!」と思っていたら、結局は年明けに株価が急落しました。
ということがあったそうです。
実際には3000円代後半で売ることができたので損はしませんでしたが、利益のほとんどを失ってしまったそうです。
株式投資の格言に、「売りは早かれ、買いは遅かれ」という言葉があります。
株は一般的に「買うのは簡単だが、売るのは難しい」と言われていますが、株が値下がりしたときに「損を取り戻したい」という気持ちを抑えるには勇気が必要ですよね。
逆に利益が出ているときには「まだ上がるかも」と、さらに欲が出てしまうもの。しかも、株価は上がるときより下がるときの方が速いケースが多く、チャンスは売りどきの方が少ないです。
つまり、利益が出たら早めに売って、確実な利益を取るようにすることが失敗しないコツです。
株主優待目当てで業績を見ない
近年では、株主優待や配当目的で株生活を楽しむ人が増えてきました。
しかし、なかには失敗してしまう場合も必ずあります。
あるOL女性のケースでは、株主優待に目がくらみ、業績を見ずに買ったために失敗したことがありました。
このOL女性は、もともと配当目的で目をつけていた株でしたが、ある一定保有数で”株主優待”も受け取れることを知ったそうです。
始めは300株程度の購入でしたが、株主優待をもらうには500株以上で1年以上保有する株主に限定されていたため、この女性は慌てて200株を買い増しました。
ところが、もともとそこまで業績がよかったわけでもなく、ついには業績が悪化し”配当予想”が無配になり、”株主優待”も中止、さらには株価も急落したそうです。
リスクや失敗をできるだけ減らすには?
「卵は一つの籠に盛るな」
これは”全部の卵を一つの籠に入れておくと、籠がひっくり返ったら全部の卵が割れてしまう”という、投資の世界では有名は格言です。
つまり、一つの銘柄や投資方法にお金を全部つぎ込むと、その銘柄や投資業界が暴落したときに全財産で損失を出してしまうということ。
しかし、複数の株銘柄や投資方法をしていれば、一つで失敗をしてもリスクを抑えることができます。これを”分散投資”と言います。
株銘柄であれば、他業種・他業界に分けたり、一つは業績安定の大手でもう一つは成長期待のベンチャーなどに投資しておけば、よりリスクを減らしながら高収益を狙えますね。
分散投資におすすめ
>> 1万円から簡単投資!AIによる自動型分散投資THEO(テオ)
株で失敗しないためにルールを作る!
感情や私情で判断せず、自分の中にルールを作って売買すると失敗することが少なくなります。
たとえば、「まだ上がる!」で失敗した体験談の場合であれば、「株が○○円になったら売る」「現株価の何%まで下がったら売る」というルールに従い売買をする方法です。
株価の先行きを予測するのは難しく、そこに投資の難しさがあります。
しかし、感情や予測で動くのではなくルールで売買を行えば、欲にも負けずに失敗や過去にクヨクヨすることもありません。
もちろん、仮説や予測を立てることは大切ですが、そういったことが苦手な人やめんどうな人は、ルールで株式投資をすると割り切って余裕を持った売買ができるでしょう。
株で失敗しないためのまとめ
- 感情的にならない
- 欲を出しすぎない
- 目先の利益に捉われすぎない
- 分散投資をする
- 自分ルールを作る
株式投資に絶対はありません。
ただし、失敗を防ぐための学びや気づきはたくさんあります。
あくまで余剰資金で、心に余裕を持って投資を楽しみましょうね。
次ページ >> 損切りのタイミングとは?初心者がリスクを下げる重要ライン!
【ステップ0】事前知識
┗投資とは?はじめて学ぶ投資を女性目線で解説!
┗株とは?女性にもわかりやすい初めての株式投資
【ステップ1】証券口座を開設しよう!
┗はじめてでも安心!証券口座(SBI証券)の開設方法
┗初心者におすすめの証券口座ベスト3!
【ステップ2】株の売買の仕方を覚えよう!(買い方と売り方)
┗株を買ってみよう!SBI証券の管理画面と株の買い方
┗株の売り方!SBI証券ではじめての売り注文を出してみよう!
【ステップ3】株銘柄の選び方
┗どこの株を買ったらいいの?はじめての株の選び方と基本戦略!
【ステップ4】株式投資で損をしないために
┗株式投資で初心者が失敗しがちな3つの理由!
┗損切りとは?損失リスクを下げるタイミング
【ステップ5】株式投資でより儲けるために
┗株式投資で着実に利益を得る方法と考え方
┗株式投資初心者にオススメの本をご紹介!