株式投資をこれから始める方で、一番悩むのが”株の選び方”です。
株を始めてみたい方やこれから始める方、すでに始めている方でも、以下のように悩んだり、迷ったりしてはいませんか?
- 初心者はどこの株を買ったらいいの?
- どうやって株を選んだらいいの?
- 何に注目したらいいの?
国内の証券取引所で売買できる企業は、約4,000社以上(2019年9月時点)もあり、この中から”はじめての株”や”儲かる株”を見つけるのは難しいものです。
そこで今回は、はじめての株(銘柄)の選び方と、初心者が知っておきたい株選びの基本をわかりやすく解説していきます。
はじめて株式投資をする方や株の選び方で悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
株式投資とは? >> 株とは?はじめて学ぶ株式投資!女性や初心者にもわかりやすく解説!
目次
株の選び方の基本【知っておきたい基礎知識】
株式投資は会社の成長に期待するもの
基本的に、株式投資は会社の未来に対する期待ものです。
株の値段が動く理由は、需要と供給のバランス。つまり、その会社の株を「買いたい」人が多ければ上がり、「売りたい」人が増えれば下がります。
みんなが「買いたい」と思うような株は、業績が右肩上がりで今後ますます成長が期待できそうな会社の株です。
業績が上がれば、企業からの配当などのリターンに期待が膨らみ、投資家の人気を集めることができますね。また、業績に関係してくる新商品(サービス)の発表があれば、売上も会社の人気も高まるので、株価への影響も大きくなります。
このように、株式投資は”会社への期待を込めて資金を投資すること”とイコールであり、株価が上がればその分”利益”にもつながりますよね。
つまり、株選びの基準は、投資したい企業にあなたがどれだけ期待しているかになるということです。
選び方のパターンを知る
株(銘柄)の選び方や選ぶ基準は人それぞれですが、いくつかのパターンがあります。
まずは「こんな選び方があるんだ〜」くらいの気持ちでいいので、株式投資をしている人がどうやって株(銘柄)を選んでいるか知っておくのも大切なことです。
- 身近なところや好きから選ぶ
- 会社の業績で選ぶ
- 株主優待や配当で選ぶ
- トレンドやニーズで予測する
- 為替や経済指数で見極める
- 数値や重要指数を見極める
- チャートを分析して選ぶ
初めての株選び!初心者が株を選ぶための3つのポイント!
株式投資に慣れている人は、株価の動きや会社の戦略など、様々な情報を集めて判断することが多いです。ただしそれには、膨大な情報や経験で培った予測でできることです。
しかし、これから教える株の選び方の3つのポイントを抑えれば、初心者でも失敗の少ない充分な株式投資ができるでしょう。
まずは身近なところから。初めての株は”好き”や”興味”で選ぶ!
先人の知恵として、株式投資の格言に「遠のくものは避けよ」「乗りやすい馬を選べ」という言葉があります。
初めから大きな時間と労力をかけてもムダになることの方が多いため、馴染みのない会社を選ぶより、少しでも知識や親しみのある会社の株を選んだ方が間違いないという意味です。
とくに初心者や株を始めてみようと考えている人は、よく知っている身近な会社を選ぶのが鉄則です。
身近とは、普段自分が使っている商品であったり、利用しているサービス、事情をよく知っている業界などのことです。
その通り!よく知っているところであれば、「今度出た新商品はいいから人気出そう!」「最近、あの店のサービスは悪くなった」など、その会社の変化にいち早く気づくことができます。
こういった何気ない情報や身近な動向が、株価の動きを見事に予見してしまうのです。
予測はできても、未来を読むことは誰にもできません。であれば、身近な株の方が肌で感じることができますし、動向もわかりやすいですからね
株主優待や配当で選ぶ!
近年、「株主優待」目的に株をやる人が増えています。
売買で儲けるのが株の基本ですが、株主優待や配当金で利益を回収するのも株式投資の賢いやり方です。
とくに先ほどの「身近な会社で選ぶ」で株主優待などを選べば、売買で得る利益よりも普段の生活が豊かになりやすいです。
株主優待には実にたくさんの種類があり、自社製品や商品券はもちろん、クオカードや旅行券などもあるので、いろんな銘柄を見てみましょう!
>> 株主優待全部見た!2000社以上から選ぶオススメ銘柄トップ10!
ちなみに、「配当金」は保有株に対して○%で受け取れます。基本的には2〜3%が平均ですが、銘柄によっては5%以上のところもあります。
参考にする指標は、銘柄詳細の「配当利回り」と「予想1株配当」を見るとよいでしょう。

株主優待と配当金などの株式投資の基本をおさらいしたい方は、『株とは?はじめて学ぶ株式投資!女性や初心者にもわかりやすく解説!』をご覧ください。
勉強を兼ねてちゃんと業績で選ぶ!
株式投資が初めての初心者でも、業績などの株価を動かす指数で値動きを予測する「ファンダメンタルズ分析」によって株を選びたいという方もいるでしょう。
いきなり細かな情報をチェックするのは、あまりに経験が足りないためおすすめはできませんが、基本となる業績などをチェックするのはよいことです。
会社の業績は、会社が出す「決算」(各社ホームページ等)で見ることもできますが、証券会社の管理画面でも見れる「四季報」で業績や会社の特性など詳しい情報が手に入ります。

「四季報」のとなりにある「業績」では、細かく内容を見ることができます。

業績で大事なのは、「売上高」「営業利益」「経営利益」「当期純利益」の4つです。
- 売上高…商品を売ったりサービスの提供により稼いだ売上
- 営業利益…売上高から「原価」や「販売費」などの経費を引いた利益
- 経営利益…本業以外の収益(有価証券や不動産等)と費用で計算した利益
- 当期純利益…経営利益から税金を支払った残り
この中で、株価に大きな影響を与えるのが、本業の儲けである「営業利益の増減」です。
そこまで単純な話でもないですが、営業利益が順調に伸びていていれば期待してもよい一つの選ぶ基準になります。
反対に、営業利益が伸び悩んでいたり、下がっていたらそれなりの要因があります。(調べてみるのもよいですね!)
また、会社側が立てる「来期の業績予想」も重要で、上方修正や下方修正がされると株価は敏感に反応します。
株選びの注意点!こんな株には気をつけよう!
安い株にはワケがある「低位株」!
一つ目に注意しておきたいのが、とにかく安い株(銘柄)です。
株銘柄の中には、「低位株」と呼ばれる値段の安い株があります。○円以下という基準はありませんが、一般的に200〜300円以下の株をいいます。
低位株はその株が持つ価値に比べて割安になっているという意味ではなく、「たんに安い」だけです。
業績が悪かったり、破綻寸前の会社が紛れていたりします。
低位株は変動率が高いため、デイトレーダーなどの短期売買をする人には好まれますが、一般的にはリスクが高いためオススメしません。
雑誌や専門誌でたびたび出ている株銘柄
株式投資で重要なことは、あまり雑誌や専門誌での情報を鵜呑みにしないことです。
雑誌等で取り上げられている株は、たくさんの人が見ているためすでに人気で株価は高騰、もしくは業績などが最高値ですでに「材料出尽くし」でこれから下がる可能性があるからです。
『株の選び方』まとめ!
- 株は期待に対する投資
- はじめは身近な会社の株を選ぶ
- 安すぎる株は注意!業績もチェックしよう
次のページ >> 株で失敗しないために!気をつけたい株式投資のルール
【ステップ0】事前知識
┗投資とは?はじめて学ぶ投資を女性目線で解説!
┗株とは?女性にもわかりやすい初めての株式投資
【ステップ1】証券口座を開設しよう!
┗はじめてでも安心!証券口座(SBI証券)の開設方法
┗初心者におすすめの証券口座ベスト3!
【ステップ2】株の売買の仕方を覚えよう!(買い方と売り方)
┗株を買ってみよう!SBI証券の管理画面と株の買い方
┗株の売り方!SBI証券ではじめての売り注文を出してみよう!
【ステップ3】株銘柄の選び方
┗どこの株を買ったらいいの?はじめての株の選び方と基本戦略!
【ステップ4】株式投資で損をしないために
┗株式投資で初心者が失敗しがちな3つの理由!
┗損切りとは?損失リスクを下げるタイミング
【ステップ5】株式投資でより儲けるために
┗株式投資で着実に利益を得る方法と考え方
┗株式投資初心者にオススメの本をご紹介!